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バガン (2008.2.7 更新)

概要
 ここバガンは世界三大仏教遺跡となっていて、残りの二つは、有名なカンボジアの アンコールワット、そして、インドネシアのボロブドゥールとなります。
 一般に有名なだけではなく、ビルマ人にとっても、仏教の聖地であり、世界から 沢山の旅行者も訪れているようです。[08.2]
 しかし、今回、訪れて驚いたのは昭和30年代とも言えるべき光景が眼前に広がって いて、仏教遺跡だけではなく、そこに住む人々の生活にも感動すべきものがありました。 [08.2]

行き方
 ヤンゴンやマンダレーからのバスなどがありますが、時間がかかるため、 飛行機をお勧めします。飛行機は1時間の距離であっという間に着きます。
 しかし、空港からダウンタウンが、いきなり? ボッタクリ価格? です。 ヤンゴン空港からダウンタウンよりも、圧倒的に近い距離(3kmほど)ですが、 次の価格でないとダメでした。[08.2]

行き先内容
Nyaung
価格 5,000K
旅行者用の安宿や、レストランなどが充実していてお勧め
Old Bagan
価格 6,000K
いわゆる遺跡のあるエリアで、ホテルや商店がほとんど ありません
New Bagan
価格 7,000K
新興開発地域で、Nyaungに宿泊がお勧め

入域料
 空港で $10を支払う必要があります。 うまく通り抜けても、ホテルに宿泊する際にこのチケットの提示が必要で、 結局、後(ホテル)で支払う必要があります。

宿泊施設
 Nyaungの街は、歩いて回れる範囲にホテルが沢山あるので便利。自分の気に入った ホテルを探しましょう。ボッてくる人もいるので、残念ながら極端に高いと思ったら 直ぐに離れた方がベター。

名称内容
Yar Kinn Thar Hotel
$10-$14(朝食付)
オーナーご夫妻ですが、日本で働いたことがあるとのことで、 日本語ペラペラで安心です。設備も一通り揃っていて 清潔感があります。直ぐ裏の通りは、夜にはレストラン街になり歩いて直ぐ。[08.2]
Pyinsa Rupa
$4(朝食付)
エアコン、ホットシャワーでこの値段は安い。バスタブもあり、熱い お湯が出るので、疲れが取れました。ただ、部屋はそれなりです。 [08.2]
Golden Myanmar
$4(朝食付)
安いが部屋の感じが今ひとつです。 [08.2]


Nyaung市街

市内の様子
 西洋化が進み「タナカ」や「ロンジー」を使用する人が減っているところで、 ここに来て驚きました。ここでは、健在でタナカやロンジーが普通に存在して いる感じです。
 馬車、牛車が庶民の足となっていて、今の世の中で、こういった世界が未だ、 存在するのかと正直なところ驚きました。水も女性が井戸から汲んで、バケツを 運んでいる姿が普通にあります。[08.2]

馬車
 馬車は旅行者でも気軽に乗れます。運転手さんも英語や片言の日本語を喋れます。 交渉がなかなか難しく、ちょっとした1区間は、1,000KぐらいでOKです。ちなみに 空港までは 3,000Kでした。[08.2]
 気さくな運転手さんが多く、到着するまでの間、色々と話が弾み面白かったです。 また、走行速度が結構遅く、町並みを観光するにも調度よい感じでした。前のシートが 高く、乗るのは結構大変で、後ろは落ちないように掴まっているのが、これまた、 なかなか大変でした。

レンタル自転車
 市内は勿論、近辺も自転車で観光できます。道が悪く、結構、お尻が痛くなり ます。内陸部ですが、砂がきめ細かくハンドルをとられるので気をつけましょう。 1日 1,000Kでした。[08.2]
 写真の通り、タイよりも自転車の普及率が高く、庶民の足として活躍しています。 かなり、年代物の自転車もあります。

シュエズィーゴォンパゴダ
 歩いて行ける距離にあり、ヤンゴンの「シュエダゴォンパゴダ」を彷彿させる 大きなものです。特にパゴダに到達するまでの回廊が、かなり長く、精微な装飾で 良かったです。

土産物屋
 入り口周辺には、土産物屋が沢山ありますが、脱いで置いた履物の預かっていた から土産を買ってくれなど、気分が害されるので、知らん顔してやり過ごしましょう。 ビルマには、この手の輩が多く、ほんとうに困ったものです。

パゴダ付近
 付近は村になっていて、畑ではトウモロコシ、芋などが植えられていました。 家は藁葺きやトタンの屋根で、庭には豚や牛が飼われていました。
 生活はかなり、質素のようで、近くのエーヤワディー川から取れた巨大な淡水 魚が籠に入っているのを見かけました。
 ちょっと悲しいのは、写真を撮ると子供たちが、お菓子やお金を強請る姿で 観光化が進むとこうなるのかと残念に思いました。

その他
 夜は星空が綺麗。まるでプラネタリウムみたいで自然を満喫できる。逆に言えば、 街灯が少ないこともあり、歩くのも注意してください。
 街中のパゴダはライトアップされていて、これまた幻想的で綺麗です。乾季の 夜は結構冷えるので長袖もあった方がベターです。レストランは、タイ、インディア、 ビルマ料理などがありました。


バガン遺跡

遺跡の回り方
 広大なエリアに遺跡が点在しているのと、遺跡の数が多過ぎるので、ピンポイント で有名な遺跡を幾つか見るようにした方が効率良いです。
 遺跡の一部は観光のために最近になって、新たに復元されているようで、 遺跡的な価値はほとんどないと思われます。[08.2]

お勧めの有名遺跡
 詳細は説明できませんが、ガイドが連れて行く有名な遺跡には必ず、 土産物店が軒を連ねているので、個人で回る場合の目安とできます。 下記は、お勧め寺院です。

行き先内容
ティーローミィンロー寺院 壮大な建築物で迫力がある
ブーパヤーパゴダ エーヤワディー川沿いにあり、壮大な景観がお勧め
アーナンダ寺院 巨大な立像が神秘的
ミンガラーゼディパゴダ 仏塔の上からは、エーヤワディー川や主な寺院を一望できる
シュエサンドーパゴダ 仏塔の上まで登れるパゴダは他にもあるが、ここの階段は かなり急で怖い。しかし、眺望は大変綺麗でお勧め。

観光の手段
 思い切って、旅行会社に申し込むのも良いかもしれません。自転車で 回ったのですが、なかなか効率的に回るのが難しく、また、自転車では 道路が悪いため、結構大変でした。

ミンガラーゼディパゴダ
 ここのパゴダからは、エーヤワディー川を見ることも考古学博物館や主な寺院を 眺望できるので、ぜひ登ってみてください。上る階段は比較的緩やかでした。
 ただ、階下から一緒に着いて来た土産物屋の人が案内してくれたのは、良かった のですが、その後、土産物を買えとうるさく、買ってしまいました。

シュエサンドーパゴダ
 下記の男の子が写っている写真は、ここのパゴダになります。とにかく急な階段で 手摺を離せないほど、ちょっと怖いです。
 登ってしまえばそうでもないですが、特に安全対策がされている訳ではないので、 落ちないよう気をつけるしかありません。ただ、眺望は抜群によいです。

土産売り攻撃
 ここの人たちは、恐らくこれといった仕事がないのでしょう。自転車に乗った彼ら 彼女らの土産物売り攻撃、寺院でも必死に売ろうとされます。正直ウンザリします。
 また、土産物についてですが、漆塗りなども本物かどうか怪しいところで、絵画も 下絵に色を塗っているだけで、同じような絵がコピーされています。ほとんど価値が ないと思われるので、欲しい場合もその辺を承知で買うようにしましょう。[08.2]

最後に
 世界三大仏教遺跡だけあって、この機会に訪れることができて良かったです。 仏教徒でなくとも価値ある遺跡、また、このバガンの町自身が遺跡のようであり、 非常に興味深く面白かったです。

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