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サコンナコーン (2009.9.23 更新)

概要
 サコンナコン県は、特にこれといった観光資源もなく、他国への中継地にも なっていないことから旅行者が訪れることが少ない街です。

 しかし、昨年度のデータでは人口が 111万人で東北地方の中でも大きな都市の ひとつになっています。実際、バンコクに出稼ぎに来るイサーン出身者の中にも サコンナコン出身者が多く、皆さんも聞いたことのある県名ではないでしょうか。

行き方
 バンコクからの長距離バスは、夜行VIPバス(所要 10-11時間、540バーツ)が お勧めです。飛行機は、バンコク・サコンナコン間をPBエアーが運行しています。
 隣県のウドンターニとは160kmと近いことから、飛行機の便数が多いウドンを 経由してバス(3時間)を利用するのも手です。 [09.9]

宿泊施設
 旅行者が少ない分、市内にはホテルの数は数件しかなく、下記のホテルも ロビーのエアコンを止めるなど経費節減に努めて維持しているようです。また、 祭りなどが開催されるときは必ず予約が必要です。 [09.9]

ホテル名参考
Imperial Hotel
700B
朝食付き
地方が故に安い価格。広い部屋にフル装備の設備。 市場、バスターミナルが近い。

市内の交通
 ソンテオ(乗合いバス)が頻繁に往来していて、近距離なら10バーツ、かなり 走って20バーツほど、行き先と価格を確認してから乗車するようにしてくださいね。
 田舎ならではの人力サムローは近距離で、20バーツからの交渉になります。 [09.9]


市内の観光

街の様子
 特筆すべきものはなく、タイの地方都市といった景観です。写真のような古い 木造建築も散見できます。車の交通量も少なく、中心部には、Big Cがあります。

ノンハーン湖
 サコンナコン市北部に位置し、広さ150キロ平米、平均水深2.5メートルの淡水、 八つの中洲がある自然湖になります。

 小型の船を貸切(1,200バーツ/日)、様々な水鳥や自然の観察をすることができ ます。魚も生息していて、大きなものは10キログラムにもなるようです。釣も 可能とのことです。

 しかし、バンコクとは違い、写真の通り、ベンチに座る人はおらず、付近を運動、 散歩、読書する人もおらず、居眠りしている男性が二人いるだけで、閑散として いるのが現状でした。 [09.9]

ワットタートチュンチュム
 サコンナコンではかなり広い敷地面積を持つお寺で、写真の高さ30メートルにも なるラオス式仏塔が外からでもよく見えます。

 訪れた日は、よい天気で境内には木なども少ないことから、大理石が暑くなり、 足の裏が焼けそうに暑かったです。サコンナコンは、旅行者が少ないこともあり、 ここも閑古鳥が鳴いていました。 [09.9]

 隣県のナコンパノムにあるラオス式仏塔と比べると、ナコンパノムで見てきた 二箇所の仏塔の方がさすがに美しくお勧めできると思います。

 今回、予定していたのですが、残念ながら時間の関係で行くことができなかった 市内にあるお寺「ワットパースッターワート」に、次回はぜひ行ってみたいです。


プラタートナーライジェンウェン

概要
 ロッブリー時代、15-16世紀に作られた石造りのお寺で、高さは16メートルあり、 女性が建てたとの言い伝えが残るそうです。市内から近いので、時間に余裕がある 場合は足を伸ばしてみてはどうでしょうか。

行き方
 自家用車の場合は、サコンナコン市内から、国道22号線をパンナーニコム郡方面 に5キロメートル進む、ラチャパット大学の前で、左折しておよそ 500メートル 進む。

 公共交通機関を利用する場合は、ラチャパット大学前行きソンテオに乗車、同 大学前で下車(10バーツ)。当たりで左折するところを聞くか、サムローを利用して もよい。
 帰りは反対側に渡り、来るソンテオに乗れば市内に行きます。 [09.9]

プラタートナーライジェンウェン
 国道22号線から、ちょっと離れていることもあり、人気のない田園地帯なのか とも思いましたが、辺りには民家があり、写真の高い塀が見えてくると到着です。

 遺跡内には、大きなタイ式の普通のお寺もあるのですが、肝心の遺跡は写真の 部分しかなく、正直なところ拍子抜けしてしまいました。
 なぜなら、今まで見た同様の遺跡の中では、かなり規模が小さかったからで、 ちょっと残念でした。

 でも、せっかく足を運んだのだからと、階段を上がったりとたっぷりと珍しい 彫刻を拝見させて頂きました。


郊外の見所

バーンターレー
 サコンナコン市がノンハーン湖南側なのに対して、ここは北側に位置 する街で、犬を食べることで有名なところでもあります。町民は敬虔な カトリック教徒(だから犬を食べるとか)であることでも知られています。

 市内から、ターレー行きのソンテオ(20バーツ)に乗車して約15キロを 30分ほどで到着します。車の場合は、22号線を北上して右手に教会が 見えると、そこがターレーとなります。 [09.9]

キリスト教会
 建物の概観は、珍しい建築様式で向きにより、見え方が変わることから、 写真ではなかなか表現し難い部分があります。田舎にしてはほんと立派で 日本と変わらないようです。

西洋式の旧家
 教会を通り過ぎてそのまま、裏手の道を歩くと写真のようなコロニアル形式 の西洋建築の家が数件あります。ほんと数件しかありません。この手のものでは ラオスのサワンナケートがお勧めかな。 [09.9]

 家の写真を撮影していると、住人に声を掛けられ「日本から来た」と言ったら ビックリしていました。彼女曰く、てっきりバンコクから来たタイ人だと思った らしい。
 肌の色を見ても、タイ人とは思えず、ちょっと聞いてみると、彼女はやはり ベトナム系タイ人でした。隣のナコンパノムもそうですが、この辺はベトナム 戦争時代に避難してきた人が一杯いたのだと思います。

ノンハーン湖
 市内とは違い、牛が放牧されていたりと長閑な雰囲気で、この街が急に好きに なりました。


その他の見所

ワットプラプットサイヤーラーム
 行き方は、ターレーからサコンナコン行きのソンテオに乗車して、5キロ の地点にあります。このお寺ですが、現地では通称「ワットチェアンクルア」 と呼ばれていました。

 なかなか堂々とした概観のお寺なのですが、行ったときは修理中でなかには 入れませんでした。かなり、古いお寺だそうで壁などの彫刻は写真の通り、 なかなか綺麗でした。[09.9]

所感
 隣県のナコンパノムは地球の歩き方に載っていて、行くこともあるかと 思っていましたが、ここサコンナコンには、来ることはないだろうとの 思いがありました。今回、訪れることになったのは奇妙な偶然が重なった 結果でした。

 とにかく外国人旅行者はいないため、どこに観光しても外国人料金どころ か無料のところが多く、観光化されていないタイを旅できたと思える県で した。

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